電子定款の作成について

電子定款とは定款を電子的に作成したものですが、そもそも定款とは何でしょうか。

これは、国にとって憲法という基本的な決まり事があるのと同じように、会社にとっての基本的な決まり事や約束事を記載した文書を指します。会社というのは法人と言い換えても構いませんが、法人は自然に生まれ出るものではありません。設立されて初めて誕生することになるのですが、その設立にあたっての要件の一つに、定款を作成することが含まれています。

会社の名称や所在地、どんな事業を行うのか、役員は誰かといった本当に基本的な決まり事を記載したものを作っておくことが求められているわけです。そして、従来は紙の定款が当たり前だったのですが、今では電子定款として電子的に作成することも認められています。電子定款として作成することで実はメリットが存在します。それは、紙で定款を作成した場合には収入印紙を貼らなければならないと決められているのに対し、電子の場合はそれが必要ないからです。

つまり、その印紙代の分だけ安く済ませることができます。ただし電子で作成するには逆にいくつかの条件を満たす必要もありますから、場合によってはかえって高額になる可能性もあるということに留意する必要があります。電子的に作成するといっても、普通のワープロソフトで作成しただけでは、誰でも自由に書き換えができてしまうということは分かるでしょう。憲法に相当する基本的な決まり事がそんな簡単に誰でも自由に変更されては困ります。そういったことが起こらないような対策を講じる必要があるわけです。

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